株式会社 岡田煉瓦製造所|愛知県安城市|各種煉瓦の製造(一般用レンガ・建築用レンガ・床用レンガ・レンガタイル)

 

レンガの魅力と白華現象

 

煉瓦ならではの魅力と「白華」現象

煉瓦ならではの魅力と「白華」現象
 

煉瓦の魅力は「呼吸する」こと

煉瓦は多孔質素材であるため、ある程度の湿度調整機能が期待できます。いわゆる“呼吸する”ように空気や水分をある程度通す構造になっているので、湿気をうまくコントロールし、外気との温度差を緩やかにしてくれることも。さらに、経年変化によって表情が深まる点も煉瓦の大きな魅力ですよね。

 

気になる「白華」現象とは?

そんな煉瓦ですが、しばしば「白華(はっか)」と呼ばれる現象が発生することがあります。表面に白い粉が浮き出てくるので、見た目から「汚れがついた」「劣化した」と誤解されがちです。
実際には、煉瓦や下地、もしくはモルタルに含まれる可溶性の塩分が、雨水や湿気によって表面に移動し、乾燥する過程で白く結晶化したものです。必ずしも製品の欠陥や施工不良というわけではなく、素材が持っている特性の一部といえます。

 

白華を抑制するポイント

白華は完全にゼロにするのが難しい現象ですが、いくつかの対策によって抑制・軽減することが可能です。

 

  1. 吸水防止剤や撥水剤の塗布 ※おすすめ
    煉瓦や目地部分に、吸水防止剤や撥水剤を塗ることで、雨水や湿気が侵入しにくくなり、白華の原因となる塩分の移動を抑えられます。
  2. 適切な排水設計
    施工段階で、目地や下地にたまった水分がきちんと排出されるように設計することが大切です。地面との境界部分など、排水が滞りがちな箇所には特に注意しましょう。
  3. 施工時のモルタル配合・材料選択
    塩分やアルカリ分が過剰なモルタルを使用すると白華が起こりやすくなります。使用材料の品質や配合には十分注意が必要です。
  4. 定期的なメンテナンスとクリーニング
    白華が発生し始めたら、早めにブラッシングして洗
    い流すことによって、残留塩分を取り除く効果が期待できます。特に雨上がりで乾燥が進むタイミングなど、こまめにチェックしてみてください。

 

まとめ

煉瓦は多孔質が故に“白華”現象が起きやすい一面はありますが、正しい知識とメンテナンスで抑制することができます。むしろ、それを含めても煉瓦ならではの質感や温もりは大きな魅力。もし白華が気になる場合は、早めの対処や専門業者への相談をおすすめします。

 

今後も、煉瓦の活用事例やメンテナンス方法などを随時ご紹介していきますので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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