明治43年に着工し竣工が大正3年である鍋屋上野浄水場の煉瓦が、「岡田煉瓦製である」と診断頂きました。
日本診断設計(株)に依頼していましたが、結果は「半田赤れんが建物」「岡田煉瓦の工場裏の古煉瓦」「鍋屋上野浄水場(刻印十六)」の成分が一致し「岡田煉瓦製と思われる」とのこと。大量のデータベースから条件を付けて検索するシステムで「ここまで一致するなら99%岡田製」との言葉も頂けたので良かったです。正直、調べても分からないと思っていたので、この結果はとても驚きでした。
安城のアンフォーレには鍋屋上野浄水場で使っていた古煉瓦と新しい煉瓦が施工してあります。二つの煉瓦は製造時期に100年の差があります。岡田製の「昔の煉瓦」と「今の煉瓦」を比べると感慨深いものがあります。