BBQ炉を作る時に「耐火煉瓦」を使う必要があるのか質問がありました。判断に迷いますよね。そこで今回は耐火煉瓦についてお話をします。
耐火煉瓦#32の耐火度1350度とされているのに対して、赤煉瓦の耐火度は1200度程度だと思います。耐火度だけを考えれば「BBQ炉」や「ピザ窯」などを作るのに赤煉瓦だけでも十分であると考えられます。しかし、耐火煉瓦を使用するかしないかの判断は「耐火度」以外に「熱容量」に着目する必要があるようです。
耐火煉瓦は赤煉瓦に比べて熱容量が高い物で、熱を蓄えることに優れています。熱くなりにくく、冷めにくい。内側の温度を維持して、外に熱を逃がしにくいようです。ピザ窯のように直火ではなく、窯内部の温度を上げて焼き上げる場合には、その熱を蓄えることが非常に重要であると感じました。耐火煉瓦を使わないと窯の温度が上がりにくく、窯内部の温度も均一ではない状況が想像できます。BBQ炉のように直火で焼く物であれば関係なさそうですね。
私なりの結論ですが、ピザ窯なら耐火煉瓦は使います。しっかり火の通った美味しいピザが食べたいです!BBQ炉であれば耐火煉瓦は使いません。赤煉瓦でも美味しく肉が焼けるので!w