2026.05.12
公園づくり。「タンブル加工」という選択を。
― やさしい景観と、安全性を両立するレンガ ―

埼玉県深谷市にある「ヤサイな仲間たちファーム」の外構では、やわらかな表情のレンガが印象的に使われています。今回ご紹介するのは、公園や歩行空間におすすめしたい「タンブル加工」のレンガです。タンブル加工とは、レンガ同士を回転させながらぶつけ合い、あえて角を丸める加工方法。新品でありながら、どこか長年使い込まれたような、やさしく自然な表情になります。
特に公園や広場では、
- 小さなお子様が触れる
- ベンチや花壇として腰掛ける
- 人が近くを歩く
といったシーンが多いため、「角がやわらかい」という安心感は大きな魅力です。今回の深谷市の事例でも、レンガの角がやさしく丸まり、植栽や木々の風景に自然となじんでいました。直線的でシャープなレンガとは異なり、空間全体が少しやわらかく見えるのも、タンブル加工ならではの魅力です。
ただし、実は“どんなレンガでも丸くなる”わけではありません。
岡田煉瓦のレンガは、舗装用途にも使用される高品質レンガが中心です。しっかり焼き締められているため非常に硬く、実はタンブル加工をしても簡単には丸くなりません。特に還元焼成系や高温で焼き締まったレンガは、硬く締まっているため、角が欠けにくく、自然な丸みが出にくい場合があります。その中でも、比較的タンブル加工に適しているのが赤系のレンガです。赤系レンガは、白系に比べるとやわらかく丸まりやすく、タンブル加工によって自然な表情が出やすい特徴があります。
逆に、
- 白系
- ベージュ系
- 還元焼成系
- ガラス化が強い高温焼成レンガ
などは、硬さの関係で「丸まる」というより、角が欠けるような表情になりやすいため、用途やイメージに応じた選定が重要になります。
公園だからこそ、“やさしいレンガ”を。
レンガは本来、とても硬く耐久性の高い素材です。だからこそ、少し角をやわらかくするだけで、空間の印象が大きく変わります。安全性。景観との調和。そして、どこか懐かしく親しみやすい雰囲気。公園や商業施設、植栽まわりなど、「人が集まり、長く過ごす場所」には、タンブル加工という選択肢もおすすめです。岡田煉瓦では、用途やレンガの種類に合わせて、タンブル加工のご相談も承っております。





