2026.08.04
レンガとインターロッキングブロックは、用途で使い分ける

歩道や公園、広場、駐車場などで使われる舗装材には、レンガとインターロッキングブロックがあります。どちらも材料を敷き並べて施工するため、よく似た舗装材と思われます。しかし、素材や色の特徴、価格、供給量、向いている場所には違いがあります。大切なのは、どちらが優れているかではなく、その場所で何を重視するかによって使い分けることです。
見た目は似ていても、素材が違う
舗装レンガは、粘土を成形し、高温で焼成して作る焼き物です。天然原料と焼成によって色が生まれるため、一つひとつに自然な濃淡や色幅があります。一方、インターロッキングブロックは、主にコンクリートを成形して作られます。色や形状の種類が豊富で、まとまった数量を安定して供給しやすいことが特徴です。
主な違い
| 比較項目 | レンガ | インターロッキングブロック |
|---|---|---|
| 素材 | 天然の粘土を高温で焼成 | 主にコンクリートを成形 |
| 色・質感 | 焼き物ならではの自然な色幅と土の質感 | 色や形状が豊富で、均一に仕上げやすい |
| 経年変化 | 素材そのものが焼成色を持ち、長期景観の価値を保ちやすい | 使用環境によって、表面の色あせが目立つ場合がある |
| 供給・価格 | 数量により製造期間が必要で、価格は高くなる場合がある | 大量供給しやすく、価格を抑えやすい |
| 向いている場所 | 公園・広場・駅前・大学・文化施設など、景観を大切にする場所 | 一般歩道・駐車場・大面積など、価格や供給量を重視する場所 |
※製品や施工条件によって異なるため、一般的な特徴をまとめています。
景観を重視する場所にはレンガ
レンガが向いているのは、舗装が空間の印象をつくる場所です。公園や広場では植栽になじみ、駅前や商店街では街並みに温かみを加えます。大学、文化施設、観光地など、建物や地域の個性を大切にしたい場所にも適しています。一つひとつの色の違いが、広い舗装面に自然な奥行きを生みます。
価格や供給量を重視する場所にはインターロッキングブロック
インターロッキングブロックは、初期費用、供給量、大面積への対応を重視する場所で使いやすい舗装材です。規格品が多く、短期間にまとまった数量を手配しやすいため、一般歩道や駐車場、大規模な舗装に幅広く使われています。
施工方法は基本的に共通
レンガ舗装とインターロッキングブロック舗装は、基本的な設計方法や施工方法が共通しています。下地を整え、敷砂の上に材料を並べ、目地に砂を充填するという考え方は同じです。レンガだから、まったく別の施工方法や特別な設計が必要になるわけではありません。
一つの現場で使い分けることもできる
すべての舗装を一種類の材料で統一する必要はありません。例えば、施設の入口や人が集まる広場や街の中心部の歩道にはレンガを使い、一般歩道にはインターロッキングブロックを使う方法があります。景観を重視する場所と、価格や機能性を重視する場所を分けることで、全体の予算を調整できます。
大切なのは、優劣ではなく用途
レンガには、天然素材ならではの質感や自然な色幅があります。インターロッキングブロックには、価格、供給量、大面積への対応という強みがあります。どちらか一方に決めるのではなく、
- 景観
- 価格
- 面積
- 納期
- 供給量
などを整理し、その場所に合った舗装材を選ぶことが大切です。岡田煉瓦では、使用場所や必要数量に応じたレンガの選定、サンプル、見積り、施工方法についてご相談を承っています。





