2026.10.26
一枚の古い写真から、岡田煉瓦がテレビに。
― 東海テレビ「スイッチ!」昭和すいっち ―
本日、2026年10月26日(月)。東海テレビの情報番組「スイッチ!」内のコーナー「昭和すいっち」で、弊社・岡田煉瓦製造所を再び放送していただきました。初めて放送されたのは、2024年10月11日。きっかけとなったのは、昭和11年(1936年)に撮影された、愛知県安城市の古い写真です。

田畑の向こうに工場の建物が並び、何本もの煙突が立っています。煙を上げる煙突からは、当時のものづくりの風景が伝わってきます。現在では、なかなか見ることのできない光景です。「昭和すいっち」は、昔の写真を手掛かりに、現在の街を訪ねるコーナー。その一枚の写真をきっかけに、タレントのアツシさんが弊社を訪ねてくださいました。
90年前の風景から、今の煉瓦工場へ。
岡田煉瓦製造所は、1897年(明治30年)創業。昭和11年といえば、創業から39年が経った頃です。写真が撮影されてから、今年で90年。当時と現在では、街並みも、煉瓦の製造設備も大きく変わりました。かつて煉瓦工場の象徴だった煙突も、現在ではほとんど見られなくなりました。それでも、私たちは今も安城の地で煉瓦をつくり続けています。普段は目の前の仕事に追われていますが、こうした古い写真を見ると、改めて会社が歩んできた時間の長さを感じます。そして、90年前の風景がきっかけとなって、現在の岡田煉瓦を訪ねていただく。何とも不思議で、面白いものです。
アツシさんが来てくださいました。

2024年の取材では、アツシさんに弊社までお越しいただきました。普段、テレビの取材を受ける機会はそう多くありません。少し緊張もしましたが、一緒に記念写真を撮ることができ、よい思い出になりました。そして今回、初回放送から約2年が経った2026年10月26日。再び放送していただきました。一度きりではなく、こうしてもう一度取り上げていただけたことを、大変ありがたく思います。
一枚の写真から、新しい出会いへ。
うれしいことに、今回の再放送後も反響があり、お問い合わせのお電話をいただきました。弊社では、毎週土曜日にレンガのアウトレット販売を行っています。この取り組みは、地域の方々にもっと気軽にレンガに触れていただきたい、岡田煉瓦という会社を身近に感じていただきたいという思いから始めたものです。しかし、地元で長く工場を構えていても、私たちがどんな会社で、何をつくっているのか、意外と知られていないものです。そんな中、昭和11年の古い写真をきっかけにテレビで紹介していただき、今の岡田煉瓦に興味を持ってくださる方がいる。そして、実際にお問い合わせまでいただける。それが、とてもうれしく感じられました。
90年前の写真が、今の私たちと地域の方々をつないでくれた。
歴史というものは、ただ昔を振り返るためだけにあるのではないのかもしれません。昔の写真がきっかけとなって、新しい出会いが生まれる。そんなことを、今回の再放送で改めて感じました。
テレビが放送されている、その時間に。
実は、今回の放送には、もう一つ面白い偶然がありました。テレビで「昭和すいっち」が放送されていたその時間、私たちは工場で、自社の紹介動画を制作するための準備をしていました。

現在、弊社ではホームページのコラムを通じて、煉瓦づくりのこと、製品のこと、そして私たちの考えを少しずつ発信しています。しかし、文章や写真だけでは、なかなか伝えきれないこともあります。工場の機械が動く様子。煉瓦が次々と生まれていく製造工程。長年使い続けてきた設備の音や、工場の空気感。そうしたものを伝えるために、動画での発信も準備しています。今回企画しているのは、弊社の舗装用煉瓦「251」の紹介動画です。「251」は、私たちがこれから大切に育てていきたい製品の一つ。製品の魅力だけでなく、どのような工程を経てつくられているのか、映像だからこそ伝わるものがあると考えています。テレビでは、昭和11年の写真をきっかけに、岡田煉瓦の歴史が紹介されている。その一方で、工場では、これからの岡田煉瓦を知っていただくための映像をつくろうとしている。
過去を振り返る映像と、未来に向けてつくる映像。
それが偶然、同じ時間に重なっていました。
今度は、私たちが伝える番です。
昭和11年に写真を撮影した方は、90年後にその写真がテレビ番組で紹介されるとは、想像もしていなかったと思います。当時は当たり前だった工場の煙突や街並みも、時間が経つことで、その土地の歴史を伝える貴重な記録になります。そう考えると、今の私たちが何気なく撮影している工場や製造風景も、何十年か先には懐かしい風景になっているのかもしれません。これまでは、誰かが残してくれた写真から、私たちの歴史を知ることができました。そして今度は、私たちが現在の岡田煉瓦を写真や動画に残し、発信していく番です。もちろん、発信すること自体が目的ではありません。
まずは、岡田煉瓦という会社を知っていただきたい。
どんな場所で、どんな人たちが、どんな思いで煉瓦をつくっているのか。知っていただくことで、製品にも興味を持っていただけるかもしれません。土曜日のアウトレット販売に足を運んでくださる方や、建築に弊社の煉瓦を使ってくださる方との、新しい出会いにつながればうれしく思います。
創業130周年を前に。
岡田煉瓦製造所は、2027年4月に創業130周年を迎えます。130年という歴史は、私たちにとって大切な財産です。しかし、歴史があるというだけで、これからも続いていけるわけではありません。時代とともに、街も、建築も、煉瓦に求められる役割も変わっていきます。これまでの歩みを大切にしながら、新しいことにも挑戦していきたい。ホームページのコラムも、今回準備している動画も、そのための取り組みの一つです。
昔の写真が、今の岡田煉瓦を伝えてくれた。
今度は、私たちが未来に向けて伝えていきます。
東海テレビ「スイッチ!」の皆様、アツシさん、取材に関わってくださった皆様、ありがとうございました。また、放送をご覧いただき、お問い合わせくださった皆様にも、心よりお礼申し上げます。これからも、地域の方々に親しんでいただける「顔の見える煉瓦屋」を目指していきたいと思います。





